プラハへは、ミュンヘン空港から1時間たらずの飛行である。
まさに飛び上がったらすぐ降下し、あっと言う間にプラハである。
チェコ語と日本語では、プラハはプラハであるが、ドイツ語だとプラーク、英語だとプラーグと発音される。
プラハ空港から市内中心部までは、シャトルバスが便利である。
街中に入るとミュンヘンとは趣きの違う、古い落ち着いた街並が見えてくる。
プラハの市民会館 |
火薬塔 |
今回のプラハ旅行の最大の目的は「美味い飯を食う。」であるからして、まずは昼飯なのである。
プラハ1区の火薬塔(Powder Tour)近くのホテルに荷物を置き、目をつけておいたチェコ料理のレストランへ向かう。
ホテルから市民会館の地下にあるチェコ料理のレストランが、ウェッブなどで評判が良いので、まずはここでチェコ料理。レストランの名前は全く読めないのである。(その後の調べでレストラン名はフランツォーカー・レスタウラツェであることが判明)
この市民会館(Municipal House)は、音楽祭「プラハの春」の会場として有名な建物らしい。ミュンヘンに名前がちょっと似ているので、最初はちょっと抵抗感あり。メシまずいかもと疑ってしまう。
美味で有名なチェコビールをまず1杯。きのこスープとソーセージシチューみたいな料理を頼んだが、大正解!!
見た目はドイツ料理と似ているが、味は似て非なる物。
ポテト&キノコスープ |
ソーセージの煮込み |
広い店内には日本人も何組か散見され、この店はやはり人気もあり正解であったことが証明された。
ゆっくりと昼飯を終え、外へ出るともうすでに暗くなってきている。
雨こそ降っていないものの天気もいまいちではあるが、それほど大きな街ではないので主要な見所は徒歩で回れる。
市内の観光ポイントを拾い見しながら、最大の観光ポイントのひとつカレル橋へ向かう。
折しもクリスマスマルクトがはじまった広場や旧市庁舎とそれにひっついた天文時計をチラ見しながらカレル橋に到着。
クリスマスマルクト開催中 |
天文時計 |
ティーン教会の尖塔 |
カレル橋に到着(人波が途切れるのを待って撮影) |
しかし、もの凄い人ごみである。ちょうどクリスマルクトが始まったのか?観光地がこの1区に集中しているからなのか?暇人が多いのか?
土曜日のミュンヘン・マリエンプラッツ並の混雑である。写真を撮るのも一苦労である。
当然、カレル橋も一杯の人盛り、その道中の賑やかなこと〜〜(って愛宕山かいな。)
人ごみでなかなか歩も進まず、また暗くなるのも早く、橋を渡り終わる頃にはあたりはもう真っ暗。
今日の偵察は橋向うまでにして、1区に戻り夕食としよう。
帰り道も巨人の群れをかき分けかき分け、カモメをかき分け、目当てのイタリアンレストランに到着。
トマトスープ |
まぐろのカルパッチョ |
きのこのリゾット |
Kogoという大きなイタリアン・レストランでリゾットなどを頂きました。
そうです。このプラハのかつての支配者は、ハプスブルグ家なのであり、イタリアンもまた美味なのであります。
腹ごなしに市内をブラブラ散策し、本日は無事終了。
プラハ2日目。今日は日曜日
今日の目的地はプラハ城。
1区にあるホテルを出て、市内をブラブラと再びカレル橋を目指す。
誰もいない通り |
マルクトも無人 |
日曜の朝である。日曜の朝ではあるがなんと人通りがほとんど無い。
少ないんじゃなくて無いのである。
巨人たちは寝坊なのか、はたまた全員教会で懺悔でもしているのであろうか、知らん。
カレル橋も枯れてしまっているのである。
そんなことはどうでもいい。我々には天国である。
また、今日は昨日と違い、天気もまずまずである。
カレル橋も人まばら |
プラハ城を望む |
この辺りから、パラパラと観光客の姿が見えてくる。
しかも、大半は我が同胞。日本人の団体さんが多いのである。
♩朝だ、夜明けだ、潮の息吹〜〜♩とはさすがに歌っていないが、早起きは三文の得と言うことわざは、このあたりの巨人たちには無いのであろう。
急な階段を登り詰める |
プラハ城正門 |
プラハ城はというと、岡の上に立っている、城内に教会あり広場ありの普通の城である。
普通の城なので、まあどうでもいいのである。
ただ、ここから見るプラハ市内は、まあまあの景観ではあった。
プラハの中心部を望む |
裏門では丁度、衛兵交替中 |
プラハ城はこれにて終了。
まあ、普通の西洋の城です。
城を出て、来た道を戻り市内へ向かう。帰りは天気も回復 |
馬車も走る |
トラムも走る |
市内に戻る頃には天気も恢復。カレル橋からの景色が綺麗である。
しかし、理由は分からないがあちこちにタイ式マッサージの店がある。流行ってるのか?
あまり、この街の風景には馴染まないとは思うが、結構繁盛しているのである。
チェコに来て、イタリアンとスパニッシュってちょっとなあと思いながらも、日本のおじさんには優しいのはラテン系の料理なのである。ダシを使った料理なのである。
まだ、早いのか我々の他に客はいなかったが、ここも美味いのである。
豪華なタパス |
パエジャは必須 |
帰りのフライトで、ネコのエサのような機内食が出たがそんなものには見向きもしないのである。ルフトハンザ、ノーサンキューである。
今回の旅行は、冬のことでもあり観光というより、完全に「美味いものを食うツ」ツアーであったが、おまけとは言え、古いヨーロッパの街並も堪能でき、まずまずの小旅行であった。